ミラノ補習授業校の学校概要
1981年10月、ミラノ市内や近郊在住でイタリア現地校や国際学校に通う日本人家庭の子供たちの日本語の維持や学習を目的とし、日本語教室が有志によって設立されました。当時は、10名の児童生徒が、創設者の個人事務所で、土曜日の午後2時間、国語の学習をしていました。
その後、在留邦人の増加や多様化に伴い、国語学習への需要がさらに高まったため、補習授業校設立のための条件を整えて申請し、1994年より海外子女教育振興財団に「ミラノ補習授業校」として登録され、外務省からの援助金も受けています。
現在は12クラスとなり、毎週土曜日の午後、15時から18時までの3時間、幼児日本語クラス(4歳児)から高等部18歳までの幼児、児童、生徒が学んでいます。
また、小・中学部の授業テキストは、送料実費だけで文部科学省から児童・生徒に日本の教科書が給付され、その中の国語の教科書を使って、各学年の学習指導要領の目標に基づいた国語の授業を行っています。高等部は、1~3年生の複式学級です。
校舎は、ミラノ日本人学校から借り受けて、光熱費等の実費分担をしています。
運営は保護者を中心に行われており、保護者は図書係、催事係等のボランティア活動をしています。
イタリア国内では、「ASSOCIAZIONE CULTURALE GIAPPONESE DEL NORD ITALIA(ミラノ日本文化協会)」として登録しており、組織的には北イタリア日本人会の教育部会として運営していますので、補習授業校に入学・編入学時に日本人会に入会の義務があります。